知っておきたい「混合ワクチン」の重要性
- dogsalonsphere
- 10月22日
- 読了時間: 3分
ワンちゃんやネコちゃんを飼っている皆さん、混合ワクチンと聞いて、どんなイメージをお持ちですか?「狂犬病ワクチンとは違うの?」「室内飼いだから必要ないのでは?」といった疑問を持つ方もいるかもしれません。
今回は、混合ワクチンの必要性と、なぜ室内で生活している子にも接種が推奨されるのかを、詳しく解説します。
混合ワクチンとは?
混合ワクチンとは、複数の伝染病を1本の注射でまとめて予防するためのワクチンです。これにより、ワンちゃん同士やネコちゃん同士でうつりやすい危険な病気を、効率的に防ぐことができます。
狂犬病ワクチンとの違い 狂犬病ワクチンは法律で接種が義務付けられていますが、混合ワクチンは任意接種です。しかし、多くのドッグランやペットホテル、トリミングサロンでは、感染拡大を防ぐためにワクチン接種証明書の提示を求められます。これは、預かったすべてのワンちゃんを安全に守るための重要なルールです。
なぜ混合ワクチンが必要なの?
たとえあなたの愛犬がワクチンを接種していても、ワクチンを打っていない他のワンちゃんから病気がうつってしまう可能性があります。知らないうちに病原体をもらってしまい、あなたの愛犬が感染源になるリスクもゼロではありません。
特に、ドッグランや公園、トリミングサロンなど、他のワンちゃんと接触する機会がある場所では、感染リスクが上がります。混合ワクチンは、大切な家族を守るだけでなく、社会全体での感染症の蔓延を防ぐことにもつながるのです。
室内飼いの子にもワクチンは必要?
「うちの子は外に出ないから、ワクチンは必要ないですよね?」とご質問いただくことがあります。しかし、室内だけで生活している子にも定期的なワクチン接種は強く推奨されます。
その理由は、伝染病の中には空気感染するものがあるからです。また、飼い主さんの靴や洋服に付着した病原体が、気づかないうちに室内に持ち込まれてしまうケースも少なくありません。
目に見えない病原体から、大切なワンちゃんやネコちゃんを守るために、室内飼いの子であっても、年に一度の定期的な追加接種をおすすめします。
接種時期について
子犬や子猫は、生後数週間から複数回のワクチン接種が必要です。これは、母犬や母猫からもらった免疫が切れる時期に合わせて、しっかりと免疫をつけるためです。
成犬、成猫になってからは、年に1回の追加接種が一般的です。ワクチン接種のスケジュールについては、かかりつけの獣医さんに相談し、その子の健康状態に合わせて計画を立てましょう。
混合ワクチンは、ワンちゃんやネコちゃんの健康と命を守るために欠かせないものです。正しい知識を持って、大切な家族を病気から守ってあげてくださいね。






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